女優の石原さとみ(20)が映画「フライング★ガールズ(仮)」(瀬々敬久監督、来夏公開)に主演することが18日、分かった。女子バスケットボール・Wリーグの「日本航空 JALラビッツ」の活躍を基に、フィクションを追加したコメディー。石原がCA(キャビンアテンダント)とバスケット選手の2足のわらじで奮闘する姿を描く。
石原が映画でCAに、バスケットボール選手に、さらには合気道にも挑戦する。
「フライング★ガールズ」は直木賞作家・深田祐介氏の実名小説「翔べ!ラビッツ」が原作。小説はCAなどの社業をこなしつつ、バスケットボール活動を両立し、アテネ五輪出場選手も輩出したJALラビッツの活躍を、事実を基に赤裸々に描いた作品だ。
映画は小説から数年後の設定。ラビッツ黄金期からの凋落(ちょうらく)のタイミングでJALに入社した主人公を中心に、コメディータッチのフィクションを織り交ぜオリジナル脚本が制作された。石原は勘違いからチームに入部することになるが、合気道の経験を生かし?中心選手となっていく新人CA役を演じる。
身長157センチとそれほど長身ではない石原だが、小学5〜6年の2年間、ミニバスケット部に所属。バスケットコミックのバイブル「スラムダンク」の大ファンでもあり、撮影前に再読して“勉強”したという。チームのメンバーは経験者を中心にオーディションされ、長身ぞろい。石原は突出して小さく見えることになるが、スタッフは「身長のギャップを表現したかった」とあえて石原を起用した。
石原は柳楽優弥と共演した主演映画「包帯クラブ」が9月15日に公開されるが、長編映画の単独主演は「フライング−」が初めて。10日からJALの訓練施設などで撮影に臨んでおり「バスケ、合気道、CAの所作などたくさんのことを勉強してます。経験者の方が見ても自然に楽しめるような作品を作り上げたい」とコメント。共演は真木よう子(24)、滝沢沙織(26)ら。さらに五輪に出場した選手や、現役ラビッツメンバーも、特別に出演する。